新郎の性格を利用したスピーチ 古風な男編



 新郎●●君とは高校時代からの付き合いで、約7年の付き合いになるのですが、●●君のイメージといえば「古きよき時代の人」といった感じです。というのも、●●君は25歳という若さながら、使う言葉にかなり年季が入っています、といいますか死語使いの名手です。カップルのことを「アベック」と言い、DVDのことを「デーブイデー」と言い、動くのことを「いごく」と言います。言葉だけではなく、他にも色々なところでそういった事を感じさせられます。先日、僕が●●君に電話した時のことですが、その日は●●君は会社が休みだったらしく「今日は優雅な1日やわー」と僕に言ってきました。優雅な一日?僕はなんとなくお昼から高級レストランのランチを食べながらワインでも飲んでるのかなー?と思って聞いたら、「そんなん優雅ちゃうやん、優雅っていうのは、家の縁側で猫と日向ぼっこをしながらお茶をすすることやん」といってきました。更に「この梅干うまっ!都こんぶもうまっ!」と聞こえてきました。僕は心の中で「それただのおばあちゃんやん」と呟きました。他にもこたつで背中を丸めながらみかんを食べる姿が妙に似合っていたり、服を買いに行こうというのでついて行ったら「ちゃんちゃんこ」だったり、突然かばんの中から「ティッシュにくるんだ金平糖」が出てきたりと色々ありますが、今までで一番「古きよき時代」を感じた部分は新婦の●●さんへの思いです。なんだかんだで婦女子は弱いんやから、男が守っていかんとあかんのやで。俺は一生守っていく女性を見つけた。それが●●や。と語る●●君のまなざしは古きよき時代の人以上に力強く感じました。