昔のエピソードを紹介するスピーチ編

 新郎の●●君とは小学校からの付き合いですから、出会ってから20年の月日が流れたのですが、こんなに長い月日が流れても●●君が今も昔も変わらないでいる事が一つあります。それは周りを笑わせて元気をくれるという事です。

 あれは小学校のとき、遠足の前日に●●君が「先生、バナナはおやつに入るんですか?」と聞いて、先生が「バナナはおやつに入りません」と答えると、●●君はバナナがおやつに入らないことが相当嬉しかったのか「わかりました。バナナ先生!」と返事してしまい「誰がバナナ先生だ!」と怒られたことを今でも鮮明に覚えています。

「わかりました。バナナ先生!」のところは生徒らしく「誰がバナナ先生だ!」のところは先生らしく言い方を変えると参列者はより想像しやすくなります。

 中学の時は、先生のことを間違って「お母さん」と呼ぶ生徒はたくさんいたのですが、●●君は「先生」と「お母さん」がミックスした「お母せん」という新しい単語で先生を呼び「誰がお母せんや!」とこれまた先生につっこまれ、クラス全員が笑わされました。

ここも「誰がお母せんや!」のところは言い方を先生口調もしくはツッコミ口調にすると良いでしょう。

 そして極めつけが、高校2年に一緒に美容院に行った時の事です。僕と●●君は床屋には行ったことはあったのですが、オシャレな美容院に行くのはその日が初めてでした。とても緊張して店に到着しても入る勇気が出なく、店の前を5、6回行ったり来たりして、次こそ入ろう!意を決して店内に入っていきました。そして、新規名簿を作るために名前を聞かされたので、僕は名前を普通に言いました。次に受付の人が●●君に名前を聞いたのですが、次の瞬間僕は度肝を抜かれました。●●君は初めてだからナメられては困ると思ったのか、ものすごく渋い声で「リチャードです。よろしく」と答えたのです。

「リチャードです。よろしく」は顔の角度や立ち方などおもいきってカッコつければつける程滑稽に映ります。大げさに演じましょう。

 受付の人は一瞬驚いた表情を見せましたが笑顔で「本名でお願いします」と大人な対応をしてくれました。あの時は隣りにいる僕でさえ正直恥ずかしくて帰りたいと思いました。しかし、今となってはすごくいい思い出です。●●君、いつも笑いをありがとう!